続き)再びバイクに乗れるのだろうか?。60過ぎのオヤジの不安。

1983年、僕が21歳の大学生だったころの話。

そのころの記憶を頼りに書いてるけど……まあ、60過ぎのオヤジの海馬はあんまりあてにならんけどね(笑)。

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さて、バイクも無事に手に入れて……いよいよ北海道へ出発!

とはいえ、買ってからまだ日が浅かった気がする。

バイクに「初心者マーク」なんてなかったから、

まわりの車に「コイツ初心者だな」って伝える手段もない。

だから、逆に怖い。

たしかあれは4号線、小山あたりだったと思うんだ。お昼前だったかな。

前もトラック、後ろもトラック。

完全に「サンドイッチ状態」だった。

隊列は、先頭が友人のバイク、その後ろに僕、そして大型トラックがビタ付け。

直進中、信号が黄色に変わりかけて――

友人が止まる、それを見て僕もブレーキ。

……その瞬間、後ろのトラックがまったく減速する気配なし!

「おい、本気かよ!?」

思わずバイクを急発進させる。


こっちはせいぜい古びた皮ジャン一枚、あっちは鉄の塊。

ぶつかったら、絶対にただじゃ済まない。冗談じゃないっての。

出発初日から、いきなり命の危機。

この旅、本当に大丈夫なのか……。

ルートは、府中〜甲州街道〜4号線(小山あたりまで)、

そこから東北自動車道に入って、目指すは仙台。

仙台からはフェリーに乗って、北海道・苫小牧へ渡る旅だった。

(つづく)

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57歳から二拠点生活スタート、60歳からの山さんぽ

55歳くらいの時これからどう生きようか?と考えた。 まずは環境を変えてみようと57歳の時東京と軽井沢の2拠点生活を開始。 2022年60歳になり今後の自分にとって大切なものは「自然と健康」であると、山さんぽを始める。 (東京を拠点とした「TOKYO 山さんぽstyle」プロジェクトの企画運営)