小学高学年の時に、大学生の親戚がいた。
夏休み、プールに一緒に連れて行ってもらった。
僕は泳げないからいつもその大学生のお兄さんの背中に張り付いていた。
もちろん、その時は平泳ぎだ。
背中が大きかった。
当時、フォークソングが流行っていた頃だった思う。
かぐや姫、吉田拓郎、井上陽水、海援隊、チューリップ、などがよく流れていた。
彼らは僕にって「大学生」のイメージだった。
大人(その時は大人=会社に、仕事にいく人だと思っていた)ではないけど、やっぱり大人だし、
自由で、なんか思想持っていて、一番カッコイイと思っていた。
「いちご白書をもう一度」の歌詞じゃないけど。
大学生は髪が長かった。
社会人の大人はYシャツ、開襟シャツ、、スーツ、スラックスだったけど
大学生はTシャツとジーンズだった。
そして、今では、指で叩くのはスマホの画面だけど、
その頃、大学生が指ではさんでいたのは煙草だった。
そう、僕が小学生の頃の「大学生」って
背中が大きくて、髪が長くて、Tシャツとジーンズで、
煙草をくゆらせている。
自由でかっこイイ大人ってイメージがあった。
でも、僕が大学生になった時は、
どうだったんだろう。
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